【トレンドフォロー】日経平均株価と相関率の高い指標の考え方 EPS編
ここでは主に予想EPSについて考えていきます。
状況確認
EPS、PERの指標は日経平均株価終値をもとに算出されるものなので、相関性が高いのは当然といえば当然です。

状況から説明しますが、今年2023年は安値2005から高値2200までの推移となっておりますが、このレンジ幅は2021年の6月以降はほぼ変化がありません。株価は2023年から上昇していますが、EPS自体は2022年8月の高値の2229を更新できておりません。
しかし、相関率を算出すると20営業日から60営業日の累計では80%~99%と非常に高い値になっています。
これはどういうことかというと、日経平均の中期トレンドが発生している時はEPSも同様の方向にトレンドが発生している、ということになります。逆にいうと、株価がもみ合いのときはEPSとの相関が薄れるということになります。
つまり、株価が高値を更新しているにも関わらずEPSが高値更新できていないのは、トレンドが発生していない値動きの中では株価とEPSの値が乖離ししやすい、ということになりますがこの話は本筋とは外れてくるため割愛します。
株価のトレンド発生初期にEPSのボラティリティも上昇しやすい
2023年、2020年の中期発生トレンド時に顕著なのが日経平均株価のトレンド発生直前や初期の段階でEPSのボラが上昇するということです。
2023年の5月には日経平均が高値更新の流れに向かう直前にEPSの100程度の乱高下がありましたし、2020年のコロナショック時には株価に先駆けてEPSが下落に転じています。
この事実は株価トレンド発生前のシグナルの一つとして今後念頭にいれておくべきと考えています。
何か参考になれば幸いです。
感想、ご意見もお待ちしております。
#日経平均株価 #日経225先物
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